感覚統合とは?|子どもの“体と心”をつなぐ大切なしくみ

25.11.15
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子どもの“体と心”をつなぐ大切なしくみ

こんにちは。

のびのび広場エミタス代表の山口です。

川越市で児童発達支援・

放課後等デイサービス

を行う中で、日々さまざまな

お子さまと関わっています。

■ はじめに:なぜ「感覚統合」が注目されているのか?

子どもの発達を理解するうえで、近年ますます

重要視されているのが感覚統合(Sensory Integration)

という考え方です。

「感覚統合」とは、

視覚・聴覚・触覚・前庭感覚・固有感覚など

“体のセンサー” から入ってくる情報を、

脳で整理し、行動や学びにつなげる

仕組み のこと。

この働きが整っていると、

・姿勢が安定する
・集中が続く
・気持ちが落ち着く
・運動や学習に取り組みやすくなる

など、子どもが「生活しやすい状態」を

自然に保てるようになります。

■ 感覚統合はどんなことに関係しているの?

私たち大人が無意識にできている行動も、

実はすべて感覚統合の力が関わっています。

たとえば……

  • イスに座って姿勢を保つ

  • 黒板を見てノートに書き写す

  • ボールを投げる

  • 周りの音に気を取られず話を聞く

  • 不安な気持ちを落ち着ける

日常のどんな場面にも、感覚の整理と

コントロールが関わっているのです。

■ 発達に特性がある子は“感覚のズレ”が起きやすい

発達障がい(ASD・ADHD・LDなど)や

グレーゾーンのお子さんの中には、

感覚の受け取り方や処理の仕方に

“過敏”または“鈍麻”といった偏りが

みられることがあります。

その結果…

  • 姿勢が崩れやすい

  • 集中が続かない

  • 触覚・音に敏感

  • 力加減が難しい

  • 動きがぎこちない

こうした日常の困りごとは、

実は感覚統合の難しさが

背景にあることが多いのです。

行動だけを見て叱ったり

注意したりする前に、

「もしかして感覚の問題かな?」

という視点を持つことがとても大切です。

■ 感覚統合を育てるための基本アプローチ

① 「ちょうどよい刺激」からスタート

強すぎない・弱すぎない、子どもにとって

心地よい感覚刺激を探すことが第一歩です。


専門職と連携しながら調整していくと効果的。

② 遊びを通して感覚を育てる

感覚統合は“遊びで育つ”ことが大きな特徴です。

  • ブランコ・ハンモックの揺れ(前庭感覚)

  • 毛布やタオルでの包まれ遊び(触覚)

  • クマ歩き・ハイハイ・トンネルくぐり(固有感覚)

自然な遊びの中に感覚刺激を取り入れていきます。

③ 「自分でコントロールする体験」を積む

体の動きと感覚を一致させるために、

ミラーダンス、ボール遊び、目と手の協

応遊びが効果的。

この経験が、子どもの“できた!”を

増やし、自信につながります。

④ 継続がカギ:「Sensory Diet(感覚の食事)」

毎日少しずつ、感覚に働きかける遊びを

生活に組み込むこと。

保護者と支援者が同じ方向を向くことで、

子どもの安心と発達が安定します。

■ 感覚統合支援の効果

研究では、特に ASDのお子さんへの有効性 が報告されており、

  • Just-Right Challenge(ちょうどよい負荷)

  • Adaptive Response(適応反応)

を引き出す環境づくりが発達を後押しするとされています。

■ 最後に:感覚統合は “体と心の土台づくり”

感覚統合は、特別な訓練ではありません。

  • 安心できる環境

  • 体が心地よく動ける遊び

  • 「わかった」「できた」の経験

こうした積み重ねが、子どもの体と心、

そして学びの力をゆっくりと育てていきます。

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放課後等デイサービス

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のびのび広場エミタスは、埼玉県川越市

でお子さまの発達をサポートしています。

現在、笠幡教室・野田教室・的場教室

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遊び・運動・食育を取り入れた療育で、

お子さまが安心して成長できる

環境を整えています。

見学や体験も随時受付中です。

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