第2回 にんにくの歴史をたどってみよう!

25.10.18
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~ピラミッドから日本の台所まで~

こんにちは、野田教室です。

今回はにんにくの歴史です。

にんにくは、いまや世界中の

料理に欠かせない人気者ですが、

その歴史はなんと5000年以上

も前にさかのぼります。

今回は、古代から人々に

愛されてきたにんにくの“物語”を

たどってみましょう。

はじまりは中央アジアから

にんにくの生まれ故郷は、

トルクメニスタンやウズベキスタンなど、

中央アジアの乾いた山あいの地域

いわれています。

ここで人々は野生のにんにくを見つけ、

体を元気にする植物として暮らしに

取り入れ始めました。

ピラミッドを支えたにんにく

古代エジプトでは、にんにくは

“力の源”として大切にされていました。

ピラミッドをつくる労働者たちは、

「体力をつけるためににんにくを食べた」

と記録に残っています。

ツタンカーメン王の墓からも、

にんにくが見つかっているんですよ。

きっと、古代の人たちもその香りと

力を信じていたのでしょう。

ギリシャやローマでは“勇気の食べもの”

古代ギリシャやローマでは、

兵士やスポーツ選手が戦いや

競技の前ににんにくを食べていました。

「勇気と力をくれる食べもの」と

考えられていたのです。

にんにくはまさに、古代の“エナジーフード”

だったんですね!

 東の国へ ― 中国から日本へ

その後、にんにくはシルクロードを

通って東へ旅をします。

中国では「大蒜(だいさん)」と呼ばれ、

薬として体をあたためたり、病気を

防ぐために使われました。

日本には奈良時代ごろに伝わり、

最初は薬として重宝されていました。

江戸時代になると、農家の人たちや

旅人たちが「疲れをとる食べもの」

としてにんにくを食べるようになり、

だんだんと日常の食卓にも広がって

いきました。

子どもたちの声

畑でにんにくを植えた子どもたちも、

こんなふうに話していました。

「にんにくって昔からあったんだね!」

「エジプトの人も食べてたの?すごい!」

「ぼくのにんにくもピラミッドのにんにくみたいになるかな?」

土の中で静かに育つにんにくの姿を

見ながら、“時間を超えてつながる命”を

感じているようでした。

にんにくは、世界のあちこちで人々の

暮らしを支え、「力」「健康」「つながり」の

象徴として生き続けています。

次回は、そんなにんにくの体にうれしい

効果や栄養のひみつを探っていきます。

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