前頭前野って何?
子どもの発達と関わる大切な脳の働き
こんにちは。
のびのび広場エミタス代表の山口です。
川越市で児童発達支援・
放課後等デイサービス
を行う中で、日々さまざまな
お子さまと関わっています。
脳の前頭前野と発達がい
子どもの
「集中が続かない」
「感情のコントロールが苦手」
「衝動的に動いてしまう」——
こうした姿には、脳の
前頭前野(ぜんとうぜんや)
という部分が深く関わっています。
今回は、
前頭前野の役割や発達との関係、
そして発達障がいの子どもたちに
見られる特徴についてわかりやすく
解説します。
前頭前野とは?
前頭前野は、脳の最も前側、
額のすぐ後ろに位置する部分です。
「人間らしい思考」や
「社会的な行動」を支える、
いわば脳の司令塔のような役割を
担っています。
主な役割
-
注意・集中のコントロール
周囲に気を取られずに課題に取り組む力を支えます。 -
感情や衝動の抑制
怒りや不安、衝動的な行動を抑えて落ち着いた判断を助けます。 -
計画・判断・問題解決
「もしこうしたらどうなるか?」と先を見通し、計画を立てる力につながります。 -
社会性の発達
他者の気持ちを想像したり、場に応じた行動を選んだりする力を育みます。
発達障がいとの関係
ADHDやASDなどの発達障がいを
持つ子どもでは、前頭前野の
働きが弱い傾向が見られる
ことがあります。
そのため、
-
集中が続かない
-
衝動的に動いてしまう
-
気持ちの切り替えが難しい
といった行動が日常生活や学習場面に表れることがあります。
これは「本人の努力不足」ではなく、
脳の機能の特性によるものです。
理解と適切な支援がとても大切になります。
前頭前野は育てられる
前頭前野は、生まれたときから
完成しているわけではなく、
思春期から20代にかけて時間を
かけて発達していきます。
そのため、次のような取り組みで
前頭前野の働きをサポートできます。
-
環境の工夫:静かな作業スペースや視覚的な予定表で集中しやすくする
-
体を使った活動:運動やリズム遊びで脳を刺激する
-
安心できる人間関係:気持ちを受け止めてもらえる経験が、感情のコントロールを助ける
前頭前野は、
集中・感情のコントロール・
計画性・社会性など、
私たちの生活に欠かせない働きを
担う重要な脳の部分です。
発達障がいの子どもたちでは
前頭前野の働きが未発達なことがあり、
その行動は「ワザと」ではなく
脳の特性によるものです。
成長にあわせた環境づくりや支援を通じて、
前頭前野の発達をゆっくり育んで
いくことができます。
川越市で児童発達支援・
放課後等デイサービス
をお探しの方へ
のびのび広場エミタスは、埼玉県川越市
でお子さまの発達をサポートしています。
現在、笠幡教室・野田教室で療育を
行っており、的場教室は2025年11月
にオープンします。
遊び・運動・食育を取り入れた療育で、
お子さまが安心して成長できる
環境を整えています。
見学や体験も随時受付中です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
笠幡教室 049-299-7204(池ノ谷)
野田教室 049-256-9743(發知)
的場教室 049-299-7204(川上)
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