器質的疾患?機能的疾患?
器質的疾患と機能的疾患の
両方に関わる脳の状態とは?
こんにちは。
のびのび広場エミタス代表の山口です。
川越市で児童発達支援・
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を行う中で、日々さまざまな
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代表例と支援の視点
脳の疾患は「器質的疾患」と「機能的疾患」
に大きく分けられます。
-
器質的疾患:脳に目に見える異常や損傷がある(例:脳梗塞・脳腫瘍)
-
機能的疾患:脳の構造に異常は見られないが、働きに問題がある(例:発達障害・不安障害)
しかし、実際には 両方の側面を持つ疾患
も少なくありません。
今回は、その代表例と支援の視点を
わかりやすく整理します。
両方に関わる代表的な疾患
1. てんかん
てんかんには大きく分けて
2つのタイプがあります。
-
器質性てんかん:脳の損傷や腫瘍など、はっきりとした器質的な異常が原因
-
機能性てんかん:画像検査では異常が見られないが、脳の電気的活動に問題がある
👉 同じ「てんかん」でも、器質的にも
機能的にも分類されることがあります。
2. 知的障害
知的障害は、基本的には 脳の発達や
構造の異常(器質的疾患) によって
起こるとされています。
しかし一方で、
-
感覚過敏
-
不安や緊張
-
原始反射の残存
など 機能的な要因 が重なり、
生活上の困難さが強まるケースもあります。
3. 発達障害(ASD・ADHDなど)
発達障害は一般的に「機能的疾患」
に分類されます。
ただし近年の研究では、脳の
神経ネットワークや形態に器質的な
特徴があることもわかってきており、
機能的+器質的な側面を併せ持つ
と考えられています。
4. 精神疾患(うつ病・不安障害など)
うつ病や不安障害は長らく「機能的疾患」
とされてきました。
しかし近年の研究で、海馬や前頭葉の萎縮 など
器質的な変化が見られることも確認されています。
支援の視点
器質的疾患・機能的疾患の両方に関わる
ケースでは、次のような支援が重要です。
-
器質的側面:リハビリや医療的な支援で機能の回復・代償を目指す
-
機能的側面:環境調整・心理的支援・感覚統合などで本来の力を引き出す
👉 大切なのは「どちらか一方」と決めつける
のではなく、両方の可能性を理解して支援を
組み合わせること です。
-
器質的疾患:脳に見える異常がある
-
機能的疾患:構造は正常だが働きに問題がある
-
両方に関わる疾患:てんかん・知的障害・発達障害・精神疾患など
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