器質的疾患?機能的疾患?

25.09.09
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器質的疾患と機能的疾患の

両方に関わる脳の状態とは?

こんにちは。

のびのび広場エミタス代表の山口です。

川越市で児童発達支援・

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代表例と支援の視点

脳の疾患は「器質的疾患」と「機能的疾患」

に大きく分けられます。

  • 器質的疾患:脳に目に見える異常や損傷がある(例:脳梗塞・脳腫瘍)

  • 機能的疾患:脳の構造に異常は見られないが、働きに問題がある(例:発達障害・不安障害)

しかし、実際には 両方の側面を持つ疾患

も少なくありません。

今回は、その代表例と支援の視点を

わかりやすく整理します。

両方に関わる代表的な疾患

1. てんかん

てんかんには大きく分けて

2つのタイプがあります。

  • 器質性てんかん:脳の損傷や腫瘍など、はっきりとした器質的な異常が原因

  • 機能性てんかん:画像検査では異常が見られないが、脳の電気的活動に問題がある

👉 同じ「てんかん」でも、器質的にも

機能的にも分類されることがあります。

2. 知的障害

知的障害は、基本的には 脳の発達や

構造の異常(器質的疾患) によって

起こるとされています。

しかし一方で、

  • 感覚過敏

  • 不安や緊張

  • 原始反射の残存

など 機能的な要因 が重なり、

生活上の困難さが強まるケースもあります。

3. 発達障害(ASD・ADHDなど)

発達障害は一般的に「機能的疾患」

に分類されます。

ただし近年の研究では、脳の

神経ネットワークや形態に器質的な

特徴があることもわかってきており、

機能的+器質的な側面を併せ持つ

と考えられています。

4. 精神疾患(うつ病・不安障害など)

うつ病や不安障害は長らく「機能的疾患」

とされてきました。

しかし近年の研究で、海馬や前頭葉の萎縮 など

器質的な変化が見られることも確認されています。

支援の視点

器質的疾患・機能的疾患の両方に関わる

ケースでは、次のような支援が重要です。

  • 器質的側面:リハビリや医療的な支援で機能の回復・代償を目指す

  • 機能的側面:環境調整・心理的支援・感覚統合などで本来の力を引き出す

👉 大切なのは「どちらか一方」と決めつける

のではなく、両方の可能性を理解して支援を

組み合わせること です。

  • 器質的疾患:脳に見える異常がある

  • 機能的疾患:構造は正常だが働きに問題がある

  • 両方に関わる疾患:てんかん・知的障害・発達障害・精神疾患など

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