発達障害と小脳の壊死
脳の異常が与える影響とは
こんにちは。
のびのび広場エミタス代表の山口です。
川越市で児童発達支援・
放課後等デイサービス
を行う中で、日々さまざまな
お子さまと関わっています。
発達障害と小脳の壊死
発達障害を持つ子どもたちは、脳の働きと深
く関わるさまざまな特性を抱えています。
その中でも「小脳」に注目すると、
運動やバランスだけでなく、
感情や認知機能にも影響が
及ぶことがわかっています。
さらに、小脳の一部が損傷して「壊死」
と呼ばれる状態になると、
その影響はより深刻になります。
今回は、小脳の役割 と 壊死による影響、
そして 発達障害との関係 について
詳しく解説します。
小脳の役割とは?
小脳は脳の後方に位置し、次のような
重要な働きを担っています。
-
運動の調整(歩行・走行・手足の協調運動)
-
平衡感覚の維持(姿勢の安定)
-
筋肉の緊張バランスの調整
-
言語や注意力のサポート
-
感情コントロールへの関与
かつては「運動だけを担当する脳」と
考えられていましたが、近年は
学習・感情・言語にも関与することが
明らかになっています。
小脳の壊死とは?
「小脳の壊死」とは、小脳の
一部が血流障害や外傷、感染など
によって酸素や栄養が途絶え、
組織が損傷してしまう状態を指します。
主な原因には以下があります。
-
小脳梗塞・小脳出血(脳血管障害)
-
外傷性脳損傷
-
脳腫瘍
-
感染症
壊死が生じると運動機能だけでなく、
認知や感情調整にも影響が及びます。
発達障害と小脳の壊死の関係
発達障害を持つ子どもは、もともと運動や
感情のコントロールに課題を抱えている
ことがあります。
そこに小脳の壊死が重なると、
次のような問題が現れやすくなります。
1. 運動協調の障害(運動失調)
-
歩行時のふらつき、不器用さ
-
細かい手作業が難しくなる
2. バランスの問題
-
立位や座位が安定しない
-
転倒リスクが増える
3. 認知機能の障害
-
記憶力・計画性の低下
-
集中が続かない
-
感情のコントロールが難しくなる
4. 言語の障害
-
発音が不明瞭になる
-
言葉の流暢さに影響
支援とリハビリの方向性
小脳の壊死や発達障害のある子どもには、
次のようなアプローチが有効です。
-
バランスボールや歩行訓練による運動療法
-
言語リハビリによる発音・会話のサポート
-
感覚統合を取り入れた遊びや療育
-
安心できる環境での挑戦と成功体験の積み重ね
小脳の損傷があっても、リハビリや代償機能の
発達によって「できること」を広げ、
生活の質を高めることは十分に可能です。
小脳は運動やバランスだけでなく、
認知・言語・感情 にも大きな役割を
持つ重要な脳の部位です。
発達障害の子どもに小脳の壊死が加わると、
生活全般に大きな影響が及びます。
だからこそ、早期の発見と支援、
適切なリハビリ が欠かせません。
子ども一人ひとりの可能性を信じ、
安心して成長できる環境を
整えていきましょう。
川越市で児童発達支援・
放課後等デイサービス
をお探しの方へ
のびのび広場エミタスは、埼玉県川越市
でお子さまの発達をサポートしています。
現在、笠幡教室・野田教室で療育を
行っており、的場教室は2025年11月
にオープンします。
遊び・運動・食育を取り入れた療育で、
お子さまが安心して成長できる
環境を整えています。
見学や体験も随時受付中です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
笠幡教室 049-299-7204(池ノ谷)
野田教室 049-256-9743(發知)
的場教室 049-299-7204(川上)
的場教室への問い合わせはこちらから👇👇
関連記事
-
-
2024.01.08 1月8日(月)科学おもちゃ教室
-
2021.12.03 12月3日(金) 影当て当てゲーム
-
2022.01.21 1月21日(金)羽子板作り その2
-
2023.07.08 7月8日(土)調理活動
-
2022.01.12 1月12日(水)かるた 凧揚げ