発達障害と脳の関係

25.09.04
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こんにちは。

のびのび広場エミタス代表の山口です。

川越市で児童発達支援・

放課後等デイサービス

を行う中で、日々さまざまな

お子さまと関わっています。

子どもの発達を支えるために

知っておきたいこと

子どもの発達をサポートするうえで、

脳の働きと発達の関係 を理解する

ことはとても大切です。

発達障害は脳の機能と深く関わっており、

その仕組みを知ることで、より効果的な

支援方法を考えることができます。

今回は、発達障害と脳の関係について

わかりやすく整理し、サポートのヒント

をご紹介します。

1. 発達障害とは?

発達障害は、子どもの発達に関わる

脳の機能に特性がある状態を指します。

代表的なものには、

  • 自閉症スペクトラム障害(ASD)

  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)

  • 学習障害(LD)

などがあり、感覚や行動、学習に

影響を及ぼします。

2. 赤ちゃんの脳の発達の流れ

赤ちゃんの脳は 下から上へ、

内から外へ 発達していきます。

  • 最初に働くのは生命維持を担う 脳幹

  • 次に感情や記憶をつかさどる 大脳辺縁系

  • そして最も新しい部分である 大脳新皮質 が発達

大脳新皮質は、思考・判断・言語・運動計画を

担う部分であり、発達障害のある子どもでは

この部分の働きが十分でないことがあります。

3. 原始反射と姿勢の関係

生まれたばかりの赤ちゃんは、

脳幹の働きによって 原始反射 が現れます。

これは無意識に体を動かす反応で、

姿勢や運動の基盤となります。

しかし発達障害がある場合、反射が

統合されにくく、意図的に体を動かす

ことや姿勢を保つことが難しくなる

ことがあります。

4. 発達障害と脳の関係

発達障害の多くは 大脳新皮質の発達の

遅れ が関係しています。

  • 体を意識的に動かす

  • バランスを取る

  • 注意や思考を働かせる

といった働きがうまくいかず、

結果として集中や学習に困難さが

現れることがあります。

例えばADHDでは、注意や衝動を

コントロールする脳の仕組みが

未熟なことが背景にあります。

5. 脳幹と大脳新皮質の協力

脳幹は体の基本的な運動や反射を担当し、

大脳新皮質は意図的な行動や計画を担当します。

発達障害のある子どもは、脳幹の反射的な

動きが優位になり、大脳新皮質の働きが

十分に発揮されにくい状態にあることが

多いです。

そのため、段階的な支援で両者のバランスを

整えていくことが重要 です。

6. どうサポートできるか?

脳の発達を助けるためには、専門的な支援と

遊びや運動を通じたアプローチが有効です。

  • 姿勢保持やバランスを育てる運動

  • 感覚統合を促す遊びや活動

  • 早期からの適切な介入

これらを取り入れることで、大脳新皮質の

働きを引き出しやすくなります。

7. 保護者へのメッセージ

発達障害を持つ子どもたちにとって、

脳の発達には時間と支援が必要 です。

大切なのは「焦らず続けること」。

専門家と協力しながら、子どもが

自分の体を少しずつコントロール

できるようサポートしていきましょう。

家庭でもできる工夫と専門的な支援

を組み合わせることで、子どもの

可能性を大きく広げることができます。

発達障害と脳の関係を理解することは、

子どもの成長を支える第一歩です。

体と心の発達を助ける視点を持ち、

無理のない支援を積み重ねていきましょう。

川越市で児童発達支援・

放課後等デイサービス

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のびのび広場エミタスは、埼玉県川越市

でお子さまの発達をサポートしています。

現在、笠幡教室・野田教室で療育を

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笠幡教室 049-299-7204(池ノ谷)

野田教室 049-256-9743(發知)

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