脳の疾患の違いとは?
脳の疾患「機能的疾患」と
「器質的疾患」の違いとは?
こんにちは。
のびのび広場エミタス代表の山口です。
川越市で児童発達支援・
放課後等デイサービス
を行う中で、日々さまざまな
お子さまと関わっています。
的場教室への問い合わせはこちらから👇👇
子どもの発達支援に必要な視点
子どもの発達や健康を考えるとき、
脳の状態がどのように影響するのかを
理解することはとても大切です。
今回は、
脳の「機能的疾患」と「器質的疾患」の違い を
わかりやすく解説し、それぞれの改善の可能性
や支援の視点について整理します。
「器質的疾患」とは?
脳そのものに 構造的な異常がある状態
を指します。
MRIやCTなどの画像検査で
「はっきりとした異常」
が確認されるのが特徴です。
例:
-
脳梗塞・脳出血
-
脳腫瘍
-
脳外傷による損傷
-
脳性まひ
-
てんかん(器質性のもの)
➡ 脳の細胞や組織自体にダメージがあるため、
完全な回復は難しいこともありますが、
リハビリや代償機能の発達によって
改善や生活の質向上は十分に可能 です。
「機能的疾患」とは?
MRIやCTでは異常が見られないのに、
脳の働き(機能)に問題がある状態
を指します。
構造は正常でも、認知・行動・感情などに
影響が現れることがあります。
例:
-
発達障害(ASD・ADHDなど)
-
学習障害(LD)
-
不安障害・うつ病・パニック障害などの精神疾患
-
機能性てんかん
-
軽度知的障害(器質的要因が不明な場合)
➡ 損傷がない分、脳の柔軟性が高く、
環境調整や支援、運動や体験を通して
改善が見込めるケースが多い です。
見分け方のポイント
-
器質的疾患 → 「目に見える異常がある」
-
機能的疾患 → 「画像上は正常だが、行動や認知に困難がある」
どちらの場合も、本人の努力不足ではなく
「脳の状態による自然な反応」であることを
理解することが大切です。
知的障害はどちらに入る?
医学的には 器質的疾患 に分類されることが
多いですが、実際には以下のような側面もあります。
-
発達の幅や伸び方に個人差が大きい
-
環境や支援によって「できること」が広がるケースも多い
-
感覚過敏や原始反射の残存など、機能的な要素が影響している場合もある
➡ 「できない」のではなく、
体や感覚へのアプローチで
力を引き出せる可能性 があります。
改善の可能性と支援の視点
-
器質的疾患:損傷部分の回復は難しいこともありますが、代償機能を育てるリハビリで生活の質が向上
-
機能的疾患:脳に損傷がないため、支援や環境調整によって改善が期待できる
👉 どちらのケースでも「本人を責める」
のではなく、理解し、適切に支援する
ことが大切 です。
脳の「器質的疾患」と「機能的疾患」の違いは、
構造に異常があるかどうか。
しかし、どちらも子どもの努力不足ではなく、
脳の状態が関係しています。
早期の気づきと支援、家庭や学校での理解ある
環境づくりによって、子どもたちの可能性は
大きく広がります。
川越市で児童発達支援・
放課後等デイサービス
をお探しの方へ
のびのび広場エミタスは、埼玉県川越市
でお子さまの発達をサポートしています。
現在、笠幡教室・野田教室で療育を
行っており、的場教室は2025年11月
にオープンします。
遊び・運動・食育を取り入れた療育で、
お子さまが安心して成長できる
環境を整えています。
見学や体験も随時受付中です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
笠幡教室 049-299-7204(池ノ谷)
野田教室 049-256-9743(發知)
的場教室 049-299-7204(川上)
関連記事
-
2023.03.09 3月8日(木)ダンス
-
-
2024.02.13 2月12日(月)智光山動物園
-
2023.02.09 2月8日(水)おにぎり
-
2022.09.08 9月8日(木)タコなしタコ焼き
-
2023.11.06 11月4日(土)智光山動物園