脳の疾患の違いとは?

25.09.08
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脳の疾患「機能的疾患」と

「器質的疾患」の違いとは?

こんにちは。

のびのび広場エミタス代表の山口です。

川越市で児童発達支援・

放課後等デイサービス

を行う中で、日々さまざまな

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子どもの発達支援に必要な視点

子どもの発達や健康を考えるとき、

脳の状態がどのように影響するのかを

理解することはとても大切です。

今回は、

脳の「機能的疾患」と「器質的疾患」の違い

わかりやすく解説し、それぞれの改善の可能性

や支援の視点について整理します。

「器質的疾患」とは?

脳そのものに 構造的な異常がある状態

を指します。

MRIやCTなどの画像検査で

「はっきりとした異常」

が確認されるのが特徴です。

例:

  • 脳梗塞・脳出血

  • 脳腫瘍

  • 脳外傷による損傷

  • 脳性まひ

  • てんかん(器質性のもの)

➡ 脳の細胞や組織自体にダメージがあるため、

完全な回復は難しいこともありますが、

リハビリや代償機能の発達によって

改善や生活の質向上は十分に可能 です。

「機能的疾患」とは?

MRIやCTでは異常が見られないのに、

脳の働き(機能)に問題がある状態

を指します。

構造は正常でも、認知・行動・感情などに

影響が現れることがあります。

例:

  • 発達障害(ASD・ADHDなど)

  • 学習障害(LD)

  • 不安障害・うつ病・パニック障害などの精神疾患

  • 機能性てんかん

  • 軽度知的障害(器質的要因が不明な場合)

➡ 損傷がない分、脳の柔軟性が高く、

環境調整や支援、運動や体験を通して

改善が見込めるケースが多い です。

見分け方のポイント

  • 器質的疾患 → 「目に見える異常がある」

  • 機能的疾患 → 「画像上は正常だが、行動や認知に困難がある」

どちらの場合も、本人の努力不足ではなく

「脳の状態による自然な反応」であることを

理解することが大切です。

知的障害はどちらに入る?

医学的には 器質的疾患 に分類されることが

多いですが、実際には以下のような側面もあります。

  • 発達の幅や伸び方に個人差が大きい

  • 環境や支援によって「できること」が広がるケースも多い

  • 感覚過敏や原始反射の残存など、機能的な要素が影響している場合もある

➡ 「できない」のではなく、

体や感覚へのアプローチで

力を引き出せる可能性 があります。

改善の可能性と支援の視点

  • 器質的疾患:損傷部分の回復は難しいこともありますが、代償機能を育てるリハビリで生活の質が向上

  • 機能的疾患:脳に損傷がないため、支援や環境調整によって改善が期待できる

👉 どちらのケースでも「本人を責める」

のではなく、理解し、適切に支援する

ことが大切 です。

脳の「器質的疾患」と「機能的疾患」の違いは、

構造に異常があるかどうか

しかし、どちらも子どもの努力不足ではなく、

脳の状態が関係しています。

早期の気づきと支援、家庭や学校での理解ある

環境づくりによって、子どもたちの可能性は

大きく広がります。

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