脳幹の役割と発達障害の関係

25.09.07
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子どもの成長を支える

仕組みとは

こんにちは。

のびのび広場エミタス代表の山口です。

川越市で児童発達支援・

放課後等デイサービス

を行う中で、日々さまざまな

お子さまと関わっています。

脳幹は子どもの発達を

支える“土台”

呼吸や心拍などの生命維持から、

姿勢や無意識の動きまでを担う 脳幹

この部分は、子どもの成長にとって

非常に大切な役割を果たしています。

特に発達障害を持つ子どもたちにとって、

脳幹の働きは学習や生活を支える

うえで大きな意味を持ちます。

今回は、脳幹の基本的な役割と

発達障害との関係について解説します。

1. 脳幹とは?

脳幹は、延髄・橋・中脳から構成される、

脳の中で最も古い部分です。

  • 呼吸・心拍・血圧・体温の調整

  • 姿勢の保持

  • 反射的な運動のコントロール

といった 基本的な生命活動と

無意識の動き を司っています。

2. 脳幹と発達の流れ

脳の発達は「下から上、内から外」へと進みます。

  1. 最初に 脳幹 が発達

  2. 次に 大脳辺縁系(感情や記憶)

  3. 最後に 大脳新皮質(思考・判断・計画)

脳幹がしっかり機能してこそ、

大脳新皮質の発達がスムーズ

に進みます。

赤ちゃんの時期は、脳幹が体の動きや

反射をコントロールしており、

この段階を経て「意図的な動き」が

できるようになります。

3. 発達障害と脳幹の関係

(1)原始反射の統合

赤ちゃんは生まれたときに

原始反射 を持っています。

成長とともに統合され、

意図的な動き(随意運動)に

移行します。

しかし発達障害があると、

この反射が統合されず、

  • 突然の音で驚きすぎる(モロー反射の残存)

  • 姿勢や動作がぎこちない

といった形で生活に影響することがあります。

(2)姿勢とバランス

脳幹は姿勢とバランスを整える

役割も担っています。

発達障害や運動障害がある場合、

  • 座る・歩くの安定が難しい

  • バランスが崩れやすい
    といった困難さにつながります。

(3)自律神経への影響

脳幹は自律神経系も司っています。

発達障害を持つ子どもでは、

この働きが不安定になることで、

  • 強い不安や緊張

  • 感情のコントロールの難しさ
    が現れることがあります。

4. 脳幹をサポートする方法

発達障害を持つ子どもたちが体を

コントロールできるようになるた

めには、以下のような支援が有効です。

  • 姿勢保持のための運動(バランスボール、体幹トレーニング)

  • 反射統合を促す遊び(ハイハイ、揺れ遊び)

  • 感覚統合

これらは 脳幹の機能を助け、大脳新皮質の

発達を後押しする土台 となります。

脳幹の理解が子どもの

成長を支える

脳幹は、生命維持から姿勢・反射まで、

子どもの成長を支える大切な部分です。

発達障害のある子どもにとっては、

この脳幹の発達が支援されることで、

姿勢や動作が安定し、学習や生活の

基盤が整っていきます。

👉 大人が脳幹の役割を理解し、遊びや

運動を通じて子どもをサポートすることが、

安心した成長につながります。

川越市で児童発達支援・

放課後等デイサービス

をお探しの方へ

のびのび広場エミタスは、埼玉県川越市

でお子さまの発達をサポートしています。

現在、笠幡教室・野田教室で療育を

行っており、的場教室は2025年11月

にオープンします


遊び・運動・食育を取り入れた療育で、

お子さまが安心して成長できる

環境を整えています。

見学や体験も随時受付中です。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

笠幡教室 049-299-7204(池ノ谷)

野田教室 049-256-9743(發知)

的場教室 049-299-7204(川上)

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