運動が苦手なのは努力不足じゃない!

25.08.14
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体と感覚の関係

こんにちは。

のびのび広場エミタス代表の山口です。


埼玉県川越市放課後等デイサービス

児童発達支援を行い、発達障がいのある

お子さま発達が気になるお子さま

成長をサポートしています。


今回は、学校や放課後の活動で見られる

「動きのぎこちなさ」について、

その背景にある体と感覚の関係をお話しします。

気になる「動きのぎこちなさ」

日常の中で、こんな姿が気になることは

ありませんか?

  • 動きがぎこちない

  • 姿勢がすぐ崩れてしまう

  • ふらふらして集中が続かない

つい「姿勢を正して」「ちゃんとしなさい」と

声をかけたくなるかもしれません。


しかし、これらは性格ややる気の問題

ではなく、体や感覚の発達のバランス

関係している場合があります。

発達の土台と運動の関係

運動が苦手な子どもには、次のような

特徴が見られることがあります。

  • 姿勢を保つのが苦手

  • 動きが不器用に見える

  • ボール投げや縄跳びなど協調運動が苦手

  • 体幹が弱く疲れやすい

これらは単なる「筋力不足」や「怠け」

ではなく、姿勢を支える力(抗重力筋)や

感覚を統合する力の発達がまだ十分でない

ことが原因の場合があります。

感覚の“ズレ”が動きに影響する場合

感覚の過敏さや鈍さは、動きや集中力にも

影響します。

  • 固有感覚の鈍さ:体の位置や動きの把握が難しい

  • 前庭感覚の過敏・鈍麻:バランスが取りにくい

  • 感覚過敏(音や光):集中が続きにくい

頭では理解していても、体と感覚の連携が

うまくいかないと、正確な動きに結びつきにくいのです。

観察でわかる「体のサイン」

動きがぎこちない子どもには、

こんな体の特徴が見られます。

  • 猫背で首が前に出ている

  • 腰や股関節が硬い

  • 動きが不安定で手足がバラバラに動く

  • 足の裏をしっかり使えていない

これらは単なる姿勢習慣の問題ではなく、

原始反射の影響や姿勢保持機能の未熟さが

関係していることもあります。

「ぎこちなさ」を責めない視点

子どもの動きのぎこちなさには、

必ず理由があります。


努力不足や性格の問題ではなく、発達の土台や

感覚の偏りによる可能性が高いのです。

大切なのは、「正しい形」に無理やり合わせる

ことではなく、その子が自然に動きやすくなる

環境づくり経験の積み重ねです。

エミタスの取り組み

私たちエミタスでは、遊び・運動・食育

取り入れた療育で、お子さまが安心して

成長できる環境を整えています。


一人ひとりの特性に合わせ、放課後や休日に

充実した時間を過ごせるようサポート

しています。

次回予告

次回は、「原始反射とは何か?」そして

「動きの土台となる反応の役割」に

ついてお話しします。


川越市で放課後等デイサービス・

児童発達支援をお探しの方は、

ぜひご覧ください。

私たちのびのび広場エミタスは、

埼玉県川越市でお子さまの成長を

サポートしています。


現在、笠幡教室野田教室で療育を

行っており、的場教室は2025年11月に

オープン予定です。


それぞれの教室で、遊び・運動・食育

取り入れた療育を行い、お子さまが安心して

成長できる環境を整えています。


見学や体験も随時受付中ですので、

お気軽にお問い合わせください。

 

 

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