ASD・ADHD・LDの子どもに見られる“からだのサイン”

25.09.20
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支援のヒントを分かりやすく解説

こんにちは。

のびのび広場エミタス代表の山口です。

川越市で児童発達支援・

放課後等デイサービス

を行う中で、日々さまざまな

お子さまと関わっています。

ASD・ADHD・LDの子どもの特徴

発達障害と聞くと、

「コミュニケーションの困難さ」や

「学習の偏り」が注目されることが

多いでしょう。

しかし実際には、体の使い方や姿勢、

動きのぎこちなさといった

「からだのサイン」としても

現れることがあります。

  • 落ち着きがない

  • 手先が不器用

  • 姿勢が崩れやすい

これらは“本人の困りごと”

であると同時に、支援のヒント

にもなります。

ここでは、ADHD・ASD・LD

それぞれの子どもに見られる

体の特徴と、日常でできる支援の

工夫をご紹介します。

ADHDの子どもと「動き」

の関係

特徴的な傾向

  • じっと座っていられない(多動)

  • 動いている方が集中しやすいことがある

  • 姿勢が崩れやすく、体幹が不安定

  • 目的のない「うろうろ」も“自己調整”の動きである場合がある

支援のヒント

  • 「動いていい環境」を用意(立って作業、バランスディスク活用)

  • 短い集中 → 動く → 再び集中というリズムをつくる

  • 前庭感覚や固有感覚を整える遊び(ブランコ、ジャンプ、ストレッチなど)

ASD(自閉スペクトラム症)の

子どもに見られる体の特徴

特徴的な傾向

  • 姿勢保持が苦手(猫背・筋緊張の強さ/弱さ)

  • 動作がぎこちない(協調運動が難しい)

  • 感覚過敏や鈍麻が運動パターンに影響

  • 自分の体の位置を把握しづらい(固有感覚=プロプリオセプションの弱さ)

支援のヒント

  • 模倣遊びやミラーダンスで動きを学ぶ

  • 強弱や速さを感じる活動(トンネルくぐり、押す・引く遊び)

  • 体の境界を意識できるタッチ(包まれる、押される感覚)

LD(学習障がい)と不器用さの関係

特徴的な傾向

  • 書字や図形模写が不器用(視覚と運動の協調に課題)

  • ハサミ・ボタン・ひも結びなどが苦手

  • 読み書き困難から姿勢保持が崩れる場合もある

支援のヒント

  • 目と手をつなぐ遊び(ビジョントレーニング、模写あそび)

  • 手指感覚を育てる活動(粘土遊び、洗濯ばさみ遊び)

  • 小さな成功を積み重ねられる環境づくり

「体のサイン」は支援の入り口

発達特性のある子どもたちは、

言葉よりも先に体で気持ちや

困りごとを表現してくれる

ことがあります。

大人がその“動きの意味”に気づき、

無理に止めるのではなく、

「どうすれば整うのか?」を

一緒に探すことが、安心感と成長の

後押しになります。

体のサインは「できない証拠」ではなく、

「サポートのヒント」。

子どもたちの体の声に耳を傾けることが、

支援の第一歩です。

川越市で児童発達支援・

放課後等デイサービス

をお探しの方へ

のびのび広場エミタスは、埼玉県川越市

でお子さまの発達をサポートしています。

現在、笠幡教室・野田教室で療育を

行っており、的場教室は2025年11月

にオープンします


遊び・運動・食育を取り入れた療育で、

お子さまが安心して成長できる

環境を整えています。

見学や体験も随時受付中です。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

笠幡教室 049-299-7204(池ノ谷)

野田教室 049-256-9743(發知)

的場教室 049-299-7204(川上)

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