ASD・ADHD・LDの子どもに見られる“からだのサイン”
支援のヒントを分かりやすく解説
こんにちは。
のびのび広場エミタス代表の山口です。
川越市で児童発達支援・
放課後等デイサービス
を行う中で、日々さまざまな
お子さまと関わっています。
ASD・ADHD・LDの子どもの特徴
発達障害と聞くと、
「コミュニケーションの困難さ」や
「学習の偏り」が注目されることが
多いでしょう。
しかし実際には、体の使い方や姿勢、
動きのぎこちなさといった
「からだのサイン」としても
現れることがあります。
-
落ち着きがない
-
手先が不器用
-
姿勢が崩れやすい
これらは“本人の困りごと”
であると同時に、支援のヒント
にもなります。
ここでは、ADHD・ASD・LD
それぞれの子どもに見られる
体の特徴と、日常でできる支援の
工夫をご紹介します。
ADHDの子どもと「動き」
の関係
特徴的な傾向
-
じっと座っていられない(多動)
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動いている方が集中しやすいことがある
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姿勢が崩れやすく、体幹が不安定
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目的のない「うろうろ」も“自己調整”の動きである場合がある
支援のヒント
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「動いていい環境」を用意(立って作業、バランスディスク活用)
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短い集中 → 動く → 再び集中というリズムをつくる
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前庭感覚や固有感覚を整える遊び(ブランコ、ジャンプ、ストレッチなど)
ASD(自閉スペクトラム症)の
子どもに見られる体の特徴
特徴的な傾向
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姿勢保持が苦手(猫背・筋緊張の強さ/弱さ)
-
動作がぎこちない(協調運動が難しい)
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感覚過敏や鈍麻が運動パターンに影響
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自分の体の位置を把握しづらい(固有感覚=プロプリオセプションの弱さ)
支援のヒント
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模倣遊びやミラーダンスで動きを学ぶ
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強弱や速さを感じる活動(トンネルくぐり、押す・引く遊び)
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体の境界を意識できるタッチ(包まれる、押される感覚)
LD(学習障がい)と不器用さの関係
特徴的な傾向
-
書字や図形模写が不器用(視覚と運動の協調に課題)
-
ハサミ・ボタン・ひも結びなどが苦手
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読み書き困難から姿勢保持が崩れる場合もある
支援のヒント
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目と手をつなぐ遊び(ビジョントレーニング、模写あそび)
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手指感覚を育てる活動(粘土遊び、洗濯ばさみ遊び)
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小さな成功を積み重ねられる環境づくり
「体のサイン」は支援の入り口
発達特性のある子どもたちは、
言葉よりも先に体で気持ちや
困りごとを表現してくれる
ことがあります。
大人がその“動きの意味”に気づき、
無理に止めるのではなく、
「どうすれば整うのか?」を
一緒に探すことが、安心感と成長の
後押しになります。
体のサインは「できない証拠」ではなく、
「サポートのヒント」。
子どもたちの体の声に耳を傾けることが、
支援の第一歩です。
川越市で児童発達支援・
放課後等デイサービス
をお探しの方へ
のびのび広場エミタスは、埼玉県川越市
でお子さまの発達をサポートしています。
現在、笠幡教室・野田教室で療育を
行っており、的場教室は2025年11月
にオープンします。
遊び・運動・食育を取り入れた療育で、
お子さまが安心して成長できる
環境を整えています。
見学や体験も随時受付中です。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
笠幡教室 049-299-7204(池ノ谷)
野田教室 049-256-9743(發知)
的場教室 049-299-7204(川上)
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