【ごあいさつと、私のこと】
~お母さんへのメッセージ~
はじめまして。
この「こころの応援便」を
運営している山口孝弘と申します。
少しだけ、私自身のことを
お話しさせてください。
私は駒澤大学を卒業後、
東洋証券で8年間、ソニー生命で
10年間勤めてきました。
経済や人生設計に関わる仕事を
続ける中で、次第に「人の
“心”や“身体”に、もっと直接
向き合える生き方をしたい」
と考えるようになりました。
空手は40年以上にわたり
修行を続けてきた道です。
かつては自ら道場を構えて
指導にもあたっていましたが、
50歳のときに出会った尊敬する
師のもとで修行し直す決意をし、
自らの道場を閉じました。
それは簡単な決断ではありませんでしたが、
「プライドや肩書きを手放してでも、
学び続ける人間でいたい」
という思いがありました。
空手の修行で培ってきた身体の感覚と、
人の心に寄り添いたいという思いをもとに、
現在も整体師として活動を続けながら、
東京都飯田橋と埼玉県川越で2つの
整体院を運営しています。
そしてもう一つの大切な活動が、
埼玉県川越市で放課後等デイサービスを
2教室運営していることです。
日々、障がいのあるお子さんと
そのご家族と向き合いながら、
「どうしたら、もっと心に寄り添える
支援ができるだろう」と考えることが
多くなりました。
ある日、整体院に来院した
70代後半の女性が、こんなふうに
涙ながらに話してくれました。
「もう限界です。あと5年は頑張る。
でもその後は、娘を殺して私も死にます」
その方は、重度の障がいを持つ
娘さんを、長年ひとりで
介護してきたお母さんでした。
ご自身の体も限界に近づく中で、
「私が死んだあと、この子は
どうなってしまうのか」
という恐怖と孤独を、誰にも言えずに
抱え続けてこられたのだと思います。
私はその場で、何も言えませんでした。
でも、その言葉が今も心に深く残っています。
「私は、何ができるだろう?」
「言葉で寄り添うことはできないだろうか?」
そんな問いに導かれるようにして、
この「こころの応援便」を始めました。
私は宗教をしているわけではありませんが、
仏教やお釈迦様の言葉に、心が軽くなる
瞬間を何度もいただいてきました。
「がんばらなくていい」
「そのままでいい」
「ただ、今ここを生きればいい」
そんなふうに、誰かがそっと言って
くれるような言葉が、どれほど
支えになるか。
だから私も、ここで誰かの心に
寄り添う言葉を、少しずつ綴って
いきたいと思っています。
私は資格のあるカウンセラーではありません。
でも、現場でお母さんたちと日々
向き合っているひとりの人間として、
等身大の言葉と経験を通して、
「心の応援便」を届けていきたいと
思っています。
お名前を出さなくても構いません。
ただ、疲れたときや泣きたい夜に、
ここに来てくださればうれしいです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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