【こころの応援便】vol.11(生活のヒント)

25.10.09
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「自閉症の子どもが安心できる、わが家の“ちょっとした工夫”」

こんにちは。

「こころの応援便」水曜日号です。

日々、育児に奮闘している

お母さん、お父さん。

特に、自閉症スペクトラム(ASD)の

お子さんを育てているご家庭では、

日常の中に“ちょっとした困りごと

”がたくさんあるかもしれません。

今回は、

「五感への刺激を和らげる工夫」

「安心できる空間作り」に

フォーカスしてご紹介します。

 1. 音の刺激から守る「静かスペース」

自閉症の子どもは音に敏感なことが多いため、

家庭内に「安心できる静かな場所」を

作る工夫が有効です。

  • 耳栓代わりになるノイズキャンセリングイヤーマフ

  • 家の中で静かな隅を「おやすみスペース」として定位置化

  • 「疲れたらここに戻っていいよ」と伝えておく

 2. 視覚刺激を和らげる「照明と色の工夫」

  • 白くて明るすぎる蛍光灯を間接照明に切り替える

  • 壁紙やカーテンを淡い色(ベージュ・水色など)に

  • 窓際に遮光カーテンを取り入れて朝の光を和らげる

 3. 「いつもの定位置」で不安を減らす

  • よく使うもの(歯ブラシ、着替え、タオル)は必ず同じ場所に置く

  • バッグや靴は**「ここに置く」ルールを家族で統一**

  • 物の位置が決まっていると予測しやすくなり、パニックを減らす効果も

 「感覚のこだわり」に寄り添うグッズ

  • タグが苦手な子にはタグのない衣類や「綿100%の肌着」

  • 指先を動かすのが好きな子にはスライム・スクイーズ・感触おもちゃ

  • 香りの刺激に弱い子には無香料の洗剤・柔軟剤

 5. 「ストレスを抜く」時間を親子でつくる

  • 短時間でもいいので、一緒に深呼吸やストレッチをする

  • 寝る前に、「今日よかったこと」をひとことでも言葉にする

  • 絵本や好きなアニメを**“繰り返し見てもOK”な時間にする**

最後に:完璧じゃなくていい。

うちの子に合えば、それでいい

ひとつのやり方がすべての子に

合うわけではありません。

でも、「わが家に合った方法」を

試行錯誤しながら見つけていくこと。

それが、子どもも親も心地よく過ごす

第一歩になると思います。

焦らずに、小さな一歩を積み重ねて

いきましょう.

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